花びらを数える日々

チラシの裏、ときどき星の屑

週末前夜のネガティヴ

モチベーションが上がらない理由はわかっている。 今の自分が、理想とかけ離れているせいだ。今週はどれだけのことを為しただろう? 数えるのに困るくらいで、そんな自分が嫌になる。

今の時代、たとえ手が届きそうなほどの満天の星空を目にしても、その夜空に手を伸ばす人はほとんどいないだろう。星々は遥か彼方にあって、どんなに手を伸ばしても届かないことを誰だって知っているから。

小学生の頃の僕の夢は確か書店員だった。本当は夢もなりたいものもなかったが、何かしら答えなくてはいけないときはあって、そのときは書店員と答えた。我ながらつまらない子供だったと思う。 小学生の多くは、野球選手やサッカー選手など、もっと子供らしい夢を掲げたりする。きっとその中には、本当にそれを夢見ている子もいたことだろう。でも、その夢はいつしか失われる。きっと、そこに至る道が見えなくなるからだ。

目の前に見えていた道は現実に隠れ、閉塞感を払うだけの希望がもう見えない。大人になるにつれ、目が悪くなったからなのか、あるいは目が良くなったからなのか。

だからと言って、自分の限界を知った風な大人は嫌いだ。夢を見ない大人なんて、たとえ立派でも、かっこよくない。
一歩ずつでも進むしかない。お気に入りの音楽を聴いて、小さな夢を掲げて、もうちょっと頑張ろう。