花びらを数える日々

チラシの裏、ときどき星の屑

秋空に飛ばされそうな幸福論

「今日は空が綺麗だから幸せでした。」

幸福の尺度なんて人それぞれなのだから、このくらい簡単に幸せになってしまっていいのではないか、と僕は思った。

このところ、この数ヶ月か数年ほど、僕は幸せな人生について考えている。どう生きるべきかとか、どうなりたいかとか、そのために何をすべきかとか。色々と難しいことを考えて、考えるほどにあぁ難しいなと思ったり。

裕福とまで行かずとも十分なお金があって、自由な時間があって、大切な人がいたりして。そんな人生はそりゃ幸せだと思うよ。でも、実際それを目指しても辿り着けるかはわからなくて、正直自分は一人で過ごすほうが好きだったりもして。努力と妥協の果てにあるその幸せは自分にとって本当に欲しいものなのかと疑問に思ったりして。

あー幸せになりたい、ってみんな思っているだろうし僕も思っているし耳にしたり口に出したりもするけど、あれこれ望んで難しくするより、秋の空を見上げてあー幸せだ、って思えるほうがいいのかも。で、そんな取り留めのない思いつきをこうして書いちゃうくらいのほうが、幸せな生き方なのかもしれない。