花びらを数える日々

チラシの裏、ときどき星の屑

2018-07-01から1ヶ月間の記事一覧

私と僕、さよならとまたね

昔、好きな作家や小説について人と話したことがある。 こういう文体が好き、とか、そういう話。 今では特にこだわりもなくなって、結局人間と同じで総合的に作品を評価するのだ、という結論を抱いている。 ふと、個人として書く文章において好き嫌いがはっき…

隣の芝は青く見えるが、それは本当に青いのか。

隣人と常日頃から切磋琢磨している、という人はおそらく多くはない。 今日テレビ番組でやっていたが、ある調査によるとライバルと呼べる相手が身近にいる人の割合は十数パーセントにすぎないらしい。 日々生きていると、年を重ねるにつれ、周りの芝が青く見…

美しい想いは、美しいというだけで価値がある

いろいろなことを考えていると、どうしても気持ちが暗くなりがちだ。 それは、いろんな絵具を混ぜると濁ってしまうのに似ている。 ひとつひとつは綺麗なはずだ。根拠はないけれど、そう思う。 この世界には沢山の美しいものがあって、僕はそれを数えて生きて…

十年後の八月もまた新しい音楽を聴き続けたいと願う、夏の雨の夜

30代を過ぎると、人は新しい音楽を聴かなくなる。というネットニュースが数年前から流れている。 33歳だったり、30歳と半年だったり、それぞれ何かしらの調査による裏付けがあってのものなのだろうけれど、いずれにせよ僕らは歳を重ねると知らない音楽への興…