花びらを数える日々

チラシの裏、ときどき星の屑

雑記

仕方ないことを仕方ないと言いたくない症候群

状況に上手く乗るのが大人だ。 仕方ない、他に方法がない。そうやって決めつけて、諦めて、自分自身を納得させる。大人として上手く生きていくっていうのは、そういうことなのかもしれない。 僕は不本意ながら、大人になりつつある。 不本意な状況に従うしか…

相対性と経験のレンズ

物事は相対的にしか存在し得ない、らしい。 そんな話を、最近何かの本で読んだ気がする。 帰宅時の駅前は平日と変わらない賑わいを見せていて、だから、今日が土曜日であることを、僕は携帯のカレンダーを見るまで確信できなかった。 自分や周囲の物事がどの…

新たな認識と出会う季節

お題「芸術の秋」 秋だから、芸術というものに思いを馳せてみよう。 今年に入ってから、僕は生まれて初めて美術展に行った。東京の六本木で開催していた、「フェルメールとレンブラント展」だ。 フェルメールもレンブラントも、光の描き方に長けた画家だった…

食欲なく秋を味わう

雲ひとつない、穏やかな秋晴れの一日。 秋は柔らかくて甘い匂いがする。これが日差しの匂いなのか、街の匂いなのか、あるいはただの錯覚なのかはわからないけれど。今朝は金木犀とは違った甘さが空気に混ざっていて、お腹が膨れた。気がした。 日々の中で、…

まるで携帯しながら生きているような

お題「ケータイと私」 ケータイといえば、RADWIMPSの「携帯電話」という曲が思い浮かぶ。映画の主題歌でまた露出が増えたけど、あらためて聞いてみるとどの曲も歌詞がいい。 僕にとって、今やケータイは単なる電話ではなく、自分と誰か、あるいは自分と世界…

見えないスタンドマイクを思い浮かべて

お題「ひとりの時間の過ごし方」 ひとりの時間は、どう過ごしたらいいのだろう。頭が冴えている調子のいい日なら、ひとりの時間にいくらでも考え事ができる。向き合わなきゃいけない問題は山積みだし、自分と向き合う時間も僕にとって大事だ。でも、頭を使う…

雨のち、タイムトラベラー

お題「初めて買ったCD」 僕がまだ高校生の頃の話だ。 当時はまだスマートフォンなんて無くて、携帯で音楽を聴く人もごくわずかだった。CDプレーヤーがまだまだ現役で、一時期持ち歩いたりもしていた。 いつだったか、誕生日に兄からmp3プレーヤーをもらって…

眠る前に見る夢

お題「好きな乗り物」 好きな乗り物はスペースシャトルです。残念ながら乗ったことはありませんが。 次いで飛行機。 その次が電車、かな。 まずは電車のことから書こう。 週末の仕事帰りにブログを書いている。電車で1時間ほどの通勤時間なので、疲れた頭を…

君の名を勝手に付けてみる。

お題「愛用しているもの」 今日のお題は、「愛用しているもの」。 思い浮かんだのは、今これを書くために必死に親指でつついているiPhone6と、昨年の冬に買ったMacBook Air。僕は、この2つに名前をつけている。 きっかけは確か、愛用するカメラに名前をつけ…

1万回の朝ごはん

お題「朝ごはん」 はてなブログで、お題スロットという機能があることを知った。これは、僕みたいな、何か書こうと思ったはいいが何を書くかがこれといって思い浮かばないような人間にはとても役に立つ。 このお題スロットを回したら、朝ごはん、という言葉…

雨を好きな人は少なすぎる

今日は朝から夕方まで、雨が降っていた。 雨に濡れるのは好きじゃない。たぶん、みんなそうだろうと思う。でも、ふと、世の中にはもっと、雨を好きだと言う人が多くてもいいような気がした。 仕事のことや日々の悩みを頭の片隅に追いやって、少しの間、雨音…

ふつうの人、ってなんだろうか

僕には政治はわからぬ。 激怒はしてないが、少しの不満と疑問を抱いて、これを書く。 もうすぐ参議院選挙ということで各政党の公約やらなんやらを読んでいたら、ふつうの人、という言葉が出てきた。 別に批判とかじゃない。ただ聞きたいんだ。「ふつうの人」…

旅先の日常に思う

旅行に行っても変わるのは気温くらいだな、と思った。 日常を忘れるということもなく、自分が何か変われるわけでもない。気分転換が下手なのかもしれない。あるいは、東京と大して変わらない旅先の街並みのせいかも。考えてみたけどわかりそうにはない。確か…

オイラー図と概念の世界

世界の解釈と、金も能力も手に入らない経験の価値について書こう。 わかりあえないって、悲しい。 市民は政治家を批判し、サラリーマンは上司や社長を批判する。どうしてなのか。 上に立つ人間が負わされた義務と責任の重みを、下に立つ者は想像しない。 偉…

SNSを巡るかなしみ

僕にとってSNSは刺身と同じだ。 昔は嫌いだった。独特の食感や臭みがあって、それは僕の食べるものじゃないと思った。 ある時期から、その良さに気付いた。好きになった。人と食べる機会が増えて、意外と美味しいと感じた。 そして今、また好きじゃなくなり…

「変わらないね」と「変わったね」

「昔から変わらないね」と言われるのと、「変わったね」と言われるのとでは、どちらが嬉しいだろう? 僕は今まで、変わらないね、と言われるのが嫌だった。それって成長していないということと同じじゃないか。変わらないところがあるのは認めるけれど、それ…

書くこと

さて、ずいぶんと時間が空いてしまった。 最近は仕事も忙しく、それを言い訳に書くことを避けていた。僕の尊敬するイーロン・マスク氏は、若者は週100時間働け、と言った。実践しているが、悪くない。 書くことは疲れる。つらつらと自分の思考を垂れ流したと…