花びらを数える日々

チラシの裏、ときどき星の屑

夏の夜に眠れないのはきっと、

何かを学ぶと、それを活用するか否かを別として、何かを為した気になる。

今日は今更ながらWeb制作におけるタスクランナーについて学んだ。そこから広がる世界に胸をときめかせた。

長期的に見ればきっと大きな一歩である今日という日の学びは、しかしそれ自体は何も生み出していない。

それでも、どんな些細な行動であっても何かが変わったという事実は変わらない。だから、今日を無駄に過ごしたわけではないと、安心して眠ることができる。

理屈っぽい自分が好きじゃない。相手を傷つけまいとして、それができていないことがあるから。正しさが人を救うとは限らないということを、僕たちは知っているはずだ。なのに、ときにその正しさを通したいと思ってしまう。例えば、父の考えに反論を唱えたりする。もういい歳なのだし、もうずっと前から聞き流し方も覚えているのに。多分どこかで、正しくあってほしいと思っているからだ。

もっと適当に生きられたらいいのに、と適当に生きている僕でさえ思うのだから、きっと大変な世の中だ。

とりあえず、今日は寝る。明日が来る。明日は今日よりもいい日だ。だから僕は安心して眠ることができる。

今日できることは今日やる。今日できないことは明日の自分に任せよう。
夏休みの宿題は、夏休みが終わるまでに片付ければいい。僕たちも、その日が来るまでにあるべき自分になれればいいのだと思う。