花びらを数える日々

チラシの裏、ときどき星の屑

昨日より今日は、一歩でも遠くへ。

今日で5日目。いい感じだ。
30日間チャレンジとして、ブログを書くまで寝ないことにしている。同時にランニングを日課として取り入れた。いくつか他にも始めた習慣があったが、それらはもう続かなかった。

朝起きてからランニングをするようになって、実感するメリットが二つある。

一つ目は、気温の変化を感じることで、生きていることを再確認できること。なにそれ、と思われるかもしれないけれど、これが結構大事なことだと僕は思っている。仕事をしているにしても、休みの日にゴロゴロしたり買い物に行ったりするにしても、夏場は日光を避けて生活している。屋内では冷房を使うし、屋外でも日陰を探して歩くことが多いのではないだろうか。しかし、じりじりと照りつける夏の日差しや、アスファルトから伝わる熱気、それらは夏らしさを感じさせてくれる。四季を感じること、季節の移ろいやそれぞれの良さ・厳しさを感じることは、僕にとってはとても幸せなことで、それこそが生きている実感をあたえてくれるものでもある。夏の暑さも冬の寒さも嫌いと言えば嫌いだけど、自分自身とそれ以外の境界がはっきりと感じられて、その点は大好きなんだ。

二つ目は、メンタルのトレーニングとしての側面。 辛いことや苦しいことに立ち向かうという、生きていく上で当たり前に必要なことを、僕はいつも避けがちだ。やっぱり人は楽な方へ行きたいし、気づかないうちに流れてしまうものだと思う。誰もが立派な精神の持ち主じゃないし、自分に厳しくできるわけでもない。
日が昇り次第に暑くなる河川敷を走っていると、だんだんと息も上がって苦しくなってくる。すると、いろんな弱音が浮かんでくる。どうして頑張らなきゃいけないのだろうとか、もうダメだ歩いてしまおう、とか。でも同時に、負ける悔しさも思い出す。昨日の自分に負けたくない。前を走るあの人に負けたくない。ここで終わってたまるか、負けてたまるか、という思いがふつふつと湧いてくる。単調な毎日に甘やかされた自分と負けず嫌いな自分が競い合って、今の僕は、いや、いつでも僕たちは、後者を応援したいのだ、と気づくことができる。

どうせ誰にも見られることのないブログだ。どうせ使い道のない体力だ。どれだけ続けようと、どれだけ鍛えようと、誰が認めてくれるわけでも、褒めてくれるわけでもない。
それでも、今は続けてみたいと思っている。それはきっと、自分自身の期待に応えるためだ。こういうのも、悪くない。