花びらを数える日々

チラシの裏、ときどき星の屑

準備ができるまで、玄関先で待っていてもらおう。/お題「冬支度」

お題「冬支度」

昨日は、冬に聞く音楽のプレイリストを作った。思えばこれは、今年最初の冬支度だ。
今日は、クローゼットに眠っていたスーツ用のロングコートを出した。
明日には、通販で注文した普段使いのチェスターコートが届く。

どれも日常の中の一つの作業に過ぎないのだけれど、「冬支度」というラベルをつけてみると、なぜか少し違ったものに感じられる。
そして、冬支度というお題に合わせて何か書こうと考えるこの時間も、きっと冬支度の一つにちがいない。

街が冬らしい匂いに包まれていく中、自分の生活も順調に冬色に染まっていく。
季節の変わり目はいつも言葉にできない虚しさを感じるのだけれど、冬に変わるときだけはその感覚がないことに気がついた。

冬は冷たくて切ない季節だと思っていた。それも、実は違うのかもしれない。
寒くて引きこもりたくもなるけれど、多くの人が集まる、温もりに溢れた季節でもあるんだ、きっと。

冬はもう、すぐそこまで来ている。
今年は明るく迎え入れようと思う。