花びらを数える日々

チラシの裏、ときどき星の屑

空が愛しき春の夕べ

f:id:sizohu:20180503183824j:plain 今日は綺麗な夕焼けを見た。空の美しさというのは写真では伝えることができなくて、その特別さがまた魅力でもある。
これは、僕が写真をうまく取れないことに対する言い訳ではない。
写真集で見たあの空もきっと、本当はさらに美しいのだ。そんな風に考えた方が、生きる楽しみになる。

夕日に照らされた空は、いくつものレイヤーが重なって複雑な光と色を見せる。雲は風に流れて、刻々と表情を変える。
僕は、綺麗な空を見ているときが、一番幸せかもしれない。

昔、ピンクとオレンジのパステルを混ぜて、色を塗るのが好きだった。なぜかはわからないし、何に使ったかもわからない。
けれど、その色は今日の夕焼けの色に似ていたような気がする。
僕は記憶力があまりなくて、幼い頃のことも数年前のこともほとんど思い出せない。嫌なことも忘れてしまっているから良い面もあるのだろうけれど、好きだったことを思い出そうとするとき、記憶が断片的すぎて少し悲しくなる。

難しいことが多すぎる世の中だけど、だから、たまには空を眺めてゆっくりするのもいいよね。