花びらを数える日々

チラシの裏、ときどき星の屑

何度目かの挑戦、あるいは逃避行

季節の変わり目は、どうも心が沈む。特に夏の終わりは。同じような人はきっと多いと思う。

でも、最近は夏の終わりというにはあまりにも秋らしい日々で、だからもう大丈夫だ。と、自分に言い聞かせる。

今日は仕事について考えていて、書類の整理を少しして、自分があまりにも過去のことを忘れすぎていることに、あらためて気がついた。 記憶は砂山のようなもので、徐々に薄れて行くことはわかっていたつもりで、だけど、その速度は思ったよりもずっと早かった。怖くなった。

記憶のことだけじゃない。経験したことや学んだことも、あるいは事業も同じだ。積み重ねたつもりのものは、いつの間にか崩れてしまっている。

自分の記憶がなくなるスピードより速く、もっと多くのものを重ねていかなくてはならない。この危機感も、いつかも覚えたものだったかもしれない。

今日からまた、歩みを重ねていこう。たとえ動機が恐怖から逃げるためであっても、前に進めるのなら問題ない。ここにとどまっていたらだめだ。