いつから全力疾走しない人間になったんだ?
今日は暑かった。なので、河原で全力疾走してみた。
世の中のいろいろは、変わらないように見えても変わっていく。
30メートルほどの道を本気で走ったら、すぐに息が上がって、久々に心臓の悲鳴を聞いた。
僕の身体も、日々変わっていく。思ったより衰えている。
でも、これでいい。変わったことを受け止めて、失くしたものを受け容れて、それからまた進めばいいのだ。きっと。
半年ぶりに家族と会って、こうして顔を合わせるのがあと何回かと数えてみたり、あるいは、仕事を始めた頃のことを思い出して、あの頃は全力で走っていたかなんて振り返ってみたりしている。
今と過去が違うから、今と未来も違うと思える。
ここから、また走り出そう。またいつかこの気持ちを忘れても、また思い出そう。
ウサギとカメの童話では、カメが勝つらしい。でもカメのような人はたぶん世の中では希少で、多くの人はおそらく、怠けても大丈夫と思っているウサギか、つい怠けてしまうウサギか、自分をウサギと思ってるカメか、怠け者のカメだ。
僕もその中のひとりだけど、とりあえず、少しだけ、全力で走ってみよう。一歩でも前へ。