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花びらを数える日々

チラシの裏、ときどき星の屑

知らないことが多すぎる、ということだけは知っている。

読書感想文

今日読んだ本によると、世の中の4人に1人が、人生において報酬に関係なく仕事をするらしい。
宝くじが当たっても仕事を続けている人が、それだけいるんだって。僕にはきっとできない。

立派なことだ、と僕は思う。僕は、仕事というものは社会を良くする行為だと信じている。だから、それを自ら進んでしようという人は、素晴らしい人だ。
でも、考え方によっては、その人たちは仕事の価値を下げてしまう迷惑な人なのだという。報酬は労働に対する対価であり、報酬がなくても働く、というのはつまりそういう側面を持つ。

話は飛躍する。こんな風に僕も飛べたらいいのに、と思うほどに話はよく飛ぶ。
どんな善行も、見方によっては悪行になるのだろう。悲しいことだ。
だとしたら僕たちは、何を正しいと信じ行動すればいいのか。
感情のままに、というのも一つの答えであり、選択肢だ。でも、それが正しいとは思えない。誰もが感情のままに生活していたら、そこには秩序が存在しなくなってしまう。
自分を信じる、というのも一つの答えであり、選択肢だ。でも、自分を信じるというのは、他者の考えを否定することでもある。正しいこともあれば、間違うこともあるのが人間だ。

結論。何が正しいかなんて、わからない。
わからないから、僕はこれからもより多くのことを知らなければならない。
人がどう思うか、自分がどう感じるか、自分の行為が周囲にどのような影響を与えるのか、あるいは与えないのか。そういった色々なことを、学んで、考えて、生きていかなくてはならない。絶対的な正しさが存在しなくても、どちらの方が好ましいか、くらいの答えは見つかると信じて。もしかしたら、正しさよりも大事なことだってあるかもしれない。

知らないことが多すぎる。幸せな悩みだ。
幸せじゃない悩みがたくさんある毎日だから、週末のひとときくらいは、こんな幸せな悩みに頭を抱えるのも悪くないはず。