花びらを数える日々

チラシの裏、ときどき星の屑

考えることは書くことである。/「考える力」をつける本

人は時に、何かを書かなくてはならないのに書くべきことを思いつかないで苦しむ。ならば書け。「自分にいま書くべきことが見つからないのは、なぜか」を。

これは、轡田隆史氏の書かれた「考える力」をつける本、からの引用だ。
僕は今、何を書くべきかを悩んでいる。この本について何かを書くとすれば書ききれそうになく、かと言ってそれ以外ではただの中身の薄い日記になってしまう。だから少し引用したりして、さも中身のありそうな文章に見せようと、僕の頭は今必死に動いている。

この本は、筆者の知恵のつまった一冊だと感じた。
知恵は、まるで砂金だ。僕らが日々学び得る情報や知識はそのほとんどが流れ去ってしまって、手元に残る輝きはごくわずかな量に過ぎない。それでも、そうやって手に入れるだけの価値があるのが知恵なのだと僕は思う。だとすれば、考える力とは、目を凝らして知恵を見つけ出す力なのかもしれない。そして、人は書くことでそれを伝え、継承していくのだろう。

本書によると、書くこととは考えることであり、私たちは「書くように考える」べきである。そして、「なぜ?」と問うことこそが人を考え進めさせるためのエネルギーの源なのだ。

「なぜ?」という言葉について考えると、僕の心は少しざわつく。その問いは純粋で力強く、なんだか逃げられないように感じてしまうからだ。そう感じるのはおそらく、僕自身に考える力がまだなかったり、あるいは物事に対する理解や考えが甘いということに他ならないのだろう。

既存の考えを疑ったり深く掘り下げていったりするのは、楽しいときもあるけど、決して楽なことではない。きっと、誰にとっても。
だからこそ書こう。