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花びらを数える日々

チラシの裏、ときどき星の屑

1万回の朝ごはん

お題「朝ごはん」

はてなブログで、お題スロットという機能があることを知った。これは、僕みたいな、何か書こうと思ったはいいが何を書くかがこれといって思い浮かばないような人間にはとても役に立つ。

このお題スロットを回したら、朝ごはん、という言葉が出てきた。だから、朝ごはんについて少し考えてみる。

朝ごはん。僕らにとって、人生で経験する物事の回数はすべて限られている。例えば、金木犀の香りに秋を感じるのは、死ぬまでにあと100回あるかないかといったところだ。これが特別なことの場合、意識することは容易だ。クリスマスをはじめとする年に一度の行事や、大切な人に会う回数など。それらは誰にとっても意味のある出来事で、過ぎ去るたびに、残りの回数を考えて切なくなったりする。

では、朝ごはんはどうだろうか。

僕たちは、1年で365、10年で3650、60年でおよそ2万の朝を迎える。毎日朝ごはんを食べるなら、あと60年がんばって生きたとして、2万回の朝ごはんが待っている。

僕は、3日に一度くらいの頻度で朝ごはんを食べない。すると、それだけで回数は6000回以上減ってしまう。大変なことだ。

さらに言えば、朝ごはんは今やルーチンと化している。味わって幸せを感じるでもなく、ただ脳と体を目覚めさせるための作業だ。あと1万回強の朝ごはんは、作業としては苦痛だ。

味わって食べたとする。きっと、朝の食卓ほど優雅なものはない。僕たちには、これから先1万回以上、この上なく優雅な時間が訪れる。人生って素晴らしいね。

 

うん、明日は2分早起きして、少しだけゆっくり朝ごはんを食べよう。そうしよう。