花びらを数える日々

チラシの裏、ときどき星の屑

ふつうの人、ってなんだろうか

僕には政治はわからぬ。

激怒はしてないが、少しの不満と疑問を抱いて、これを書く。

もうすぐ参議院選挙ということで各政党の公約やらなんやらを読んでいたら、ふつうの人、という言葉が出てきた。

別に批判とかじゃない。ただ聞きたいんだ。「ふつうの人」って何なんだ? って。一体誰のことを指して、そう呼ぶのか。僕はふつうの人か? あなたはふつうの人か?

 

年齢で区別されるのはわかる。所得や貯蓄で区別されるのもわかる。でも、ふつうとかそうじゃないとか、そんな分け方をされると僕は、自分はふつうじゃないんじゃないかって不安になる。悲しくなる。

人はみんな違っていて、みんな同じなんだと思っている。平等で個性があって。人と同じでいたくて、人と違っていたくて。だからふつうかどうかなんて、自分でもわからないし、他人に決められたくもないのかもしれない。

 

きっと、今の若い人たちって、ふつうの幸せを求めてるんだ。ただ歳を重ねて、大切な誰かとともに穏やかな生活を送る、そんな日々を夢見ている。けれど、幼い頃にふつうの幸せだと思っていたそれらが、だんだんと贅沢なものに見えてきて。それでも、いつかそんな日が来ると信じて、必死に働いて、必死に生きてる。少なくとも、僕はそうだ。

教えて欲しい。なにがふつうなのか。どうしたらふつうでいられるのか。それがわかったら、僕たちだって諦めがつくかもしれない。